アメリカ疾病対策センター(CDC)は妊婦さんへのワクチン接種を強く推奨する声明を出しています。
我が国においても妊婦さんは時期を問わずワクチンを接種することをお勧めします。
「日本で承認されているワクチン(メッセンジャーRNAワクチンを推奨)が妊娠・胎児・母乳・生殖器に悪影響を及ぼすという報告はありません」
妊婦さんが感染する場合の約8割は夫やパートナーからの感染です。そのため 妊婦さんの夫またはパートナーの方もワクチン接種をお願いします。
副反応に関して 妊婦さんと一般の人に差はありませんが 発熱した場合には早めに解熱剤を服用するようにしてください。アセトアミノフェン(カロナール)は内服して問題ありませんので頭痛がある場合も内服してください。
副反応の有無にかかわらず 妊娠の異常(流産・早産・その他)の頻度はワクチンを接種しなかった妊婦さんと同じであると報告されています。

<出典>
厚生労働省(令和3年8月23日)
日本産科婦人科学会 日本産婦人科医会 日本産婦人科感染症学会(令和3年8月14日)

大宮林医院